これから俺は
何の仕事ができるんだろう…
そう思っていた僕が、就労準備~就職後までサポートしているLITALICOワークスを見学したときのレポート・感想です。
- 本当に必要な人はかなりいい支援をしてもらえる制度です。
- 本当は必要のない人にも障害者手帳を発行させて就活させ、「障がい者の雇用率」を上げたい印象がありました。
正直、なんとな~くラクな仕事がしたかったり、休みの日は元気になるタイプの現代うつの人はいくべきでは無いと思います。
この記事の内容
見学のきっかけは「精神的に超ラクな仕事がしたい!」
当時の俺の状況
- 定時上がり多め
- 仕事に責任なし
- 合わないとわかってるホワイトカラー職
- 他にやりたい仕事がわからない
- 半年前に抑うつ状態で休職(本当かどうかは本人もわからない)
- 転職丸1年経過したばかり
もっと気持ちがラクで
単純作業で
今くらいの給料をくれる仕事がいいなあ
みなさんはそう考えることはないだろうか?
俺はあります!かなりある!
そしてそう考えると余計に今の仕事がつらくなる。
抑うつ診断もあったことだし、
うつの人向けの仕事なら、
そんな仕事あるかも
そこで閃いたのがLITALICOワークスに行くことだった。
でも、このプログラムを受けると、どんな仕事ができるようになるんだろう?また、どんな仕事先の紹介があるんだろう?
見学するまでのステップ
- 最寄りのLITALICOワークスに電話する
- 見学の日時を決める
- 見学に行く
僕の場合は最寄りのLITALICOワークスが平日にしかやっていなくて、別の最寄りのLITALICOワークスに電話しなおしました。
日曜、祝日は基本的にやっていなくて、かろうじて土曜日もやっているLITALICOワークスの拠点は少数。
働きながら探そうとしてるのに
なぜ平日に休みを取らせるような営業時間なの!?
それは休職している人前提の紹介所だからですね、ズバリ。
今思えば、普通に働ける人は他に行ってねという暗黙のメッセージですね。
僕が訪問したのは梅田のLITALICOワークスでした。
都会のほうが土曜日に営業しているのかな。
いざ、訪問!
気になる第一印象は?
入り口がかなりわかりにくい。
それっぽい入り口から入ると、
作業に取り組んでいる生徒が10人ほどいたが、無言…。
その人達は、ちらちらっと僕を見たけど無視。
し、仕事に復帰したい人たちなのでは…?無視とは…?と思ったが、
とりあえずスタッフを呼びたい僕。
店員さんを呼ぶトーンの声で呼びかけました。
すみませーん!
今日相談に来たものですけど、
どちらにいけばいいですか?
慌てるようにスタッフが出てきて、
小声でなにかいいながら(聞こえない)相談の入口に案内してもらいました。
広告やサイトから持った見学に行く前のイメージ
社会復帰に向けて
頑張れる環境を活用してる
前向きな明るい印象
実際に見学した感想
スタッフも
通っている人も
コソコソっとした暗い印象
う~ん…
なんか思っといるのと違うな
なんか違うのは、現代うつの状態でここに来た僕なんだけど^^;
相談窓口に入ってみると…
相談窓口の部屋は8畳くらいで、
更に真ん中に仕切りがあり、相当狭い。
相談担当のスタッフは明るい女性で、仕切りを挟んだ人もたまに聞こえる話に笑ってくれたりと、気さくな感じでした。
ざくっと先に流れを説明すると
- 雑談+自己紹介
- 自分の状況
- LITALICOワークスの説明
- 見学者からの質問
まず自己紹介+自分の状況を聞いてもらうところから!
自己紹介は普通に行い、僕の今の状況をまるまる話しました。
- 定時上がり多め
- 仕事に責任なし
- 合わないとわかってるホワイトカラー職
- 他にやりたい仕事がわからない
- 半年前に抑うつ状態で休職(本当かどうかは本人もわからない)
- 転職丸1年経過したばかり
最後に「何か気持ち的にラクな仕事がしたいです」という欲望も言い渡した。
その後で、パンフレットに書かれたカリキュラムを見せてもらいながら説明をうける。
そして説明。ん?障害者手帳の取得の話?
- LITALICOワークスの「就職活動の準備のサポート」は仕事を辞めて半年間プログラムをこなすということ。
- そのプログラムは基本的に金がかかる。
- ただし、国の支援でプログラムが無料~数万円で受講できるということ。
- 無料で支援を受けるためには今勤めている仕事を辞めてね。
- プログラムを受けるには障がい者手帳が必要で、ないなら診断書が必要。
- 診断書が出ても、ゆくゆく障がい者手帳の取得を目指す。
説明の中で「障がい者手帳取得」という言葉を何度も耳にした。
その…障がい者手帳って必須ですか?
必須ではなく、
診断書でも受けられますが、
障がい者手帳があった方が
プログラムを受けやすいです。
僕は「気持ち的にラクして生活費を稼ぎたい」という、
誰もが思うような甘い欲溢れる動機を知っている上で、
真剣に障がい者手帳を勧めるスタッフ。
僕ってそんなにヤバくみえんの?
あまりにも真剣に話すので、
こうも思ったが話しているうちにわかったのは、
こういう仕組みだった。
LITALICOは国の支援をうけてプログラムを提供している。
→国は障がい者雇用の数字を本当の数字としてあげたい。
(過去に水増しがあったしね)
→LITALICOワークスに通う人は障がい者手帳という証明のある人が良く、かつ、就労はできる状態の人ならなおBEST。
(ほぼうつぬけしてそうな人)
僕がどうしようもなく精神的身体的に困っていたら、
障がい者手帳を取るのも、
LITALICOワークスのプログラムも、かなりいい仕組みだと思います。
それが僕にとって最善ならそうしただろう。
しかし、僕の場合は誰もが抱えるレベルでの悩み。
完全なうつ状態じゃない僕には必要ないぞ
抑うつと診断された人は今一度、本当に障害者手帳が必要かどうか、考えたほうがいいですね。
質問したこと:どんな職業があるの?
とはいえ…
- どんな仕事があって
- どれくらい稼げるのか
これは知りたい!
会社名は伏せられていますが、実際に仕事の一覧は見せてもらえます。
- データ入力
- 移動販売車
- ピッキング
など 日雇いでやるような作業的な仕事が9割。
月給は額面で16万円程度です。(2019年8月)
本当にうつが酷くなると、この作業すらもシンドいだろうけど、
うつかどうか疑わしい僕は正直「ラクに稼げる仕事ってないんだな…」と思いました。
給料は安めですが、与えられた仕事を考えると妥当な値段ですよね。
仕事を紹介した企業は、気持ちがしんどい日は休ませてくれるなどの配慮はある上での16万円です。
そう考えると、一度潰れてしまった心で働く人にはいい制度だし、いい仕事だと思います。
しかし、本当にあなたはコレ以上の仕事ができないほどきついですか?
僕のように「楽な仕事がしたい!!LITALICOワークスか、どれどれ」と記事を見に来たあなた。
ここで少し考えてみてほしいです。
どうでしょう?
あなたは障害者手帳を取ってまで、手取り16万円の仕事をしなければならないほどつらいでしょうか?
そう考えたときに僕が出した答えはこうでした。
そこまでつらくなかったわ!
普通の転職サイトの仕事で行けそうだ!
そこから「就労支援」ではなく、「ただの転職」として職探しをはじめました。
僕は話を聞いてほしかったので、担当についてもらって相談しながらすすめる形式にしました。
無料だし、初回はじっくり話を聞いてくれるので、エージェントがオススメです。
ただ仕事を眺めてみたい人は、転職サイトながめるだけでも気持ちが違いますよ。
僕は「仕事辞めたい」と思ったときの拠り所にしてました笑
LITALICOワークスを見学してわかったこと
- LITALICOワークスのプログラムを受けるには障がい者手帳が必要(場合によって診断書でも可)
- 紹介してくれる職業は作業系で給料はそれ相当
もう生きてることすらつらい。
でも、もう少しがんばりたい。
こういう人か、そうなりそうな人が行くところです。
ただただラクな職場が理想である!という人が行くところではないです。
そういう人は転職エージェントに相談してみましょう!
悩み解決の近道したいなら、転職窓口のほうが解決に近づきやすいです。
僕は最後は転職サイト・転職エージェントで解決しました。
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