この映画はドキュメンタリーで実話で深刻です。
プロジェクトX的に見る映画。
映画素人のKANATAです。
この記事では専門家目線ではなく、一般の映画を見慣れていないシロウト目線での感想を書いています。
この記事はこんな人向けの記事です
…という人向けです。
かなり詳しい人や、見慣れてる人向けではありません。
普段、映画を見てないなら「俳優が誰で~、なんとあの作品の!監督が出掛けてて~」とか言われても…どうでもいいですよね。僕がそうです。
この映画レビューは、そういう僕らにとっていらない情報を省き、面白いか面白くないか、またその理由をシンプルに書いていきます。
概要
グレートハック sns史上最悪のスキャンダル
ジャンル:ドキュメンタリー
2016年のトランプ選と、イギリスのEU離脱の裏で、
Cambridge Analytica社(CA社)がFacebookを使って有権者のデータを悪用し、有権者を洗脳し、投票を操作した話。
この事件を追っている記者、CA社内通者の話から、ストーリーは進む。
CA社 CEO、Facebookのマーク・ザッカーバーグなどの実際の会見なども盛り込んであり、実際に起きた深刻な出来事を、選挙に興味のない日本人でも理解できるように作られている。
評価
星4つ:★★★★☆
今ではEU離脱もトランプも、どうにもならないことですが、Google、SNSを使う僕らは知っておくべき内容。
大変ボリュームのある内容ですが、2時間ちょっとに要点が纏まっています。
※ネタバレなしはここまで。この映画はnetflixオリジナル映画です。
内容を知る前に続きが観たい人は、netflixで配信されているので、
そちらでお楽しみください。
トランプのSNSを活用した戦術って一体何
この映画は、主にFacebookを使用した1万7000人のデータを利用した手法を明かしていました。
具体的には、こんな手法。
- いいね!、閲覧ページ、検索から個人の性格を特定すること
- 行動は性格に起因する
- 性格に合わせて誘導すれば、その行動を誘導することができ、投票先を操作できる
逆に、絶対に勝ち取れない種別については、「投票しない」という方向へ誘導。
ここまで見ても、「なにそれ!?」と興味を惹かれませんか。
僕は思いっきり釣られました。
こんな内容をカメラに気が付かず得意気に会話しているシーンもあります。
迷っていると餌にされるのか…?
そんな事実を知った上で、もう一つ。
トランプ選で狙われたのは、「まだ投票先を迷っている人」。
はなから「どこに投票するか意志が固まっている人」は相手にされていない。
更にFacebookから取ったデータから、操作しやすい性格の人を割り出し、洗脳し切るまで動画へ誘導する。
そもそも「どこに投票しようかな、しらべたろ」という人は普通であって、この手の操作をするほうが間違っている。
しかし、ネットを使うことはやめられない。
この映画では個人の警鐘はなく、Facebookのようなサービスを作っている企業が悪い!悪用するほうが悪い!正しい行動をしろとされている。
僕個人としては、情報の海になすがまま流れるのではなく、「参考にする情報を自分で判断する意志」が、個人も必要だな。と考えさせられる内容だった。
これを知ってあなたはどう思うか?を考えさせられる
「悪者は誰か」が明確な内容ですが、これはドキュメンタリーなので、しっかり問題提起をしてくれる。
この事件だけでなく、情報操作で決定されている政治があるということも併せて呼びかけている映画です。
この映画を見て、いちばん重要なのは「あなたはどう考えますか?」ということ。
この映画はNetflixで配信されています。
月額880円(税込)しかかからず、追加料金もなく映画、アニメ、ドラマが楽しめます。
今回のようなドキュメンタリーも、通勤時間の往復で見られる人も多いのでは?
新聞が苦手な人も、たのしく勉強できてオススメ。
1ヶ月でやめることもできるので、Netflix、試してみては?