俺はうつなのか…?
会社を休職したいけど、
まだまだ頑張れるような気もする
どうしよう…。
「自分よりも頑張ってる人もいる」
「俺はサボりたいだけじゃないのか」
「私、休みは元気だから、うつじゃないのかも。でも苦しい」
正直休みたいけど、
これを説明しても、
人からサボってると思われる。
本当にヤバいっていう、
裏付けが欲しい。
そう思っていませんか?
はい、人から「サボってる」と思われます。
でも、残念ながら、どんなに裏付けがあっても、それは思われます。
では、僕はどうしたのか?
- 退職
- バックレ:1回
- 休職:2回
ぶっちゃけそれしかないんです。
ここに来た時点であなたは会社を辞めたいか、休職したいと思っています。
それはサボりではなく【もう自分はヤバいから休んでよ!】という体と脳からのサインです。
そう言っても、
他のサイトで見るような
酷い症状だったんでしょ?
ぶっちゃけ
大した症状じゃないときも
「多分無理。休もう」と思ったら
さっさと休んでましたよ
では、僕が経験した抑うつ状態はどんな症状だったのか。
時系列に見ていきましょう!
この記事の内容
症状1:激ヤバなときの症状
この症状のときは退職・バックレしています
当時の僕は休むことや、憂鬱な気分、うつ病について
「弱いやつがなるものだ、根性が足りねえんだ」と否定的でした。
そんな「根性論」で生きていたら激ヤバ状態に…。
- 2秒前に言われたことを考えるもすでに何を言われたか覚えてない
- 毎朝、事故にあいたいから赤信号を無視する
- 電車がホームに滑り込むのを見て、そこに飛び込む自分の映像ばかり考えるが、全然怖くなくむしろ幸福感がある
- それでも「欠勤できない」という謎の恐怖観念に襲われる
- たまに家に帰れても眠れない、朝が来るのが怖い
- 人が怖い
- 深く息が吸えない
- 横になっても、めまい(頭が眉毛の上あたりを境目にしたレモンタイマーみたいな感じ)
- 食べても食べても痩せる(13キロ減)
- 気分が晴れる食べ物を探しつづけ、コーヒー→魔剤を飲むが足りず、非合法ドラッグを検索しだす
抑うつ状態を通り越している頃の僕

症状の出始めで、当時の彼女とディズニーに行った時の僕です。
- 大好きな彼女(彼女の誕生日デート)
- 大好きなディズニーシー
この状況で、この目はないでしょう。
死んでる+若干ロンパってます(元々ロンパってない)
しかもこれ、ちゃんと笑おうとして笑ってる顔なんですよ。
なぜそうなったのかと言われれば、こんなことをしていたからです。
2013/10~:残業時間100時間超えでおかしくなりはじめる
うつのきっかけとなった出来事です。
僕はSEをやっていました。
技術も業務知識も全然ないまま、はじめてチームリーダーを任されました。
当時の僕は27歳で「技術がないなら一生懸命やって、時間が必要なら時間でカバーするしかない」と資料を読んだり、作ったり、スケジュール引いたりなど、一生懸命でした。
しかし、一生懸命だけではダメだったんです。
会議ではお客さんから筋が通ったり、理不尽だったりな罵声は飛ぶし、
納期には全然間に合わない…
たくさん残業をしても時間は足りず、技術も知識も追いつかず、もはやパニック。
上司に相談するも…
根性っしょ!
まじ使えねえ…助けてくれる人もおらず、引き続き同じ働き方をする毎日。
この時にだんだんおかしくなっている実感はありませんでした。
しかし、頭に巡らす考えの中に「死」が結びつくものが多くなっていたことには、自分で気がついていました。
ぶっちゃけそんな状態で僕は5ヶ月も過ごしていました。
根性っしょ…!
僕も会社の考え方に染まり、麻痺していたんです。
ところが、家に帰れた朝方、本棚にしまっていた世界一周の本が目に付きました。世界一周は僕の最大の夢。
読んでいると考え方を少し方向転換することができました。
夢を叶えてないのに、
死ねないぞ!
仕事ですり減っている場合じゃない!
ここでようやく「もうやばい。こんな働き方は異常だ。やめなくては…」と気がつき、そこからは早かった。
自分で判断し、「家庭の事情で。」と嘘ついて会社を退職しました。
世界一周の本はこれです。
自分の夢があると、救いになると聞いたことがありますが、本当でした。
2014/2~2014/7:営業職に転職するも悪化
会社は辞めたけど、
一人暮らしの生活費がない
働かないと!
もし、今「うつ病かな。退職しようかな」と考えている人がいたら、転職することは辞めたほうがいいですよ。
僕は慌てて転職をして悪化しました。
時給だけでインターネット営業職へと契約社員に転身したんです。
そもそも前職で人が怖くなっているのに、そこに拍車がかかりました。
- ノルマが厳しく、身内から罵声
- お客さんに無視、どなられる
- 3日目ですでに「俺はダメなんだ…」という自己否定
こんな日々になってしまったら、
うつっぽくなった心に追い打ちがかかりますよ。
しかし、普段から朝ものすごく眠くても、元気に見える僕なので。
症状を訴えて休もうとすると、上司からはこんなことを言われました。
は!?お前、しっかり元気だろ!?
ぶっちゃけ自分でも、思ってました
もし「うつ」だとしても元気な方だよな~
こんなに無自覚だったので、このときは精神内科などには行ってません。
2014/7:言いようのないヤバさを感じ、バックレる
休みはもらえる会社ではあったので、
気分転換に2連休を取り、初島に旅行しました。
旅行しに行った僕は一瞬だけ「自分」が戻った感覚がした。
そこで思ったのは、
もうやばい。
旅行から帰って仕事に行きたくない
次、ヤバいと思ったら、
多分僕は死ぬだろう。
理由はわからないけど、
次回の自分が選び取るのが「死」である確信がありました。
生活費とてんびんにかけても、
その考えを振り切る余地がなかったです。
契約社員の契約だったので懲戒免職の可能性もありましたが、
タイミングがよく、そのままバックレてやめました。
今思えば、ナイス判断だったと思います。
▼そのときの記事は「懲戒免職されずに即日退職できた方法」を参照▼
2015/9~:ヤバい時期から回復した
バックレた後、長い間仕事をせずに回復することに専念しました。
1年ちょっとという時間がかかりましたが、あんなにヤバかった時期から復活しています。
そのときの回復方法については▼こちら▼にまとめています
症状2: 軽度に再発したときの症状
この症状のときは休職しています
2018/8:2ヶ月連続の残業時間80時間で再発
回復してからしばらく、楽しく販売業で働いていました。
しかし、途中で婚約をしたので給料をもっと貰えるSEに戻った僕。
入社早々に配属された現場は、既に業務が遅れていて多忙を極める現場でした。
ブランクがありながら、一番たいへんな機能の作成を任されたところから異変が出ました。
作るたび、作るたび「やっぱこうじゃなくて、こういう作りにしたい」という変更が出る、終わりのない機能…。
やっても、やっても時間は足りません。
そんな中、こんな症状が出始めます。
- 舌の先、手足がしびれる
- めまい
- 帰れるが、眠れない
- 朝、会社に向かうが、帰る日もしばしば
- 横になるとまた頭がレモンタイマー
- 胃痛
前回は「気合」などで頑張っていましたが、今回は無理なときは出勤しませんでした。
しかし、僕は以前の失敗で「逃げるべきときは、逃げないとダメだ」と学んだ。
またひどくなる前に休んだろ!
あんな無茶言う場所、
どう思われてもいいわい。
体は不調だったものの、結構淡々と考えて精神内科を受診しました。
抑うつ状態ですね。
休職が必要です。
開始2分で「休職」と言われました。
前より全然軽度で「抑うつ状態」と診断書が出されました。
これだけの症状で休んだほうがいいと判断されるんです。
今この記事を読んでいるあなたも、自分で思っているより酷いのかもしれません。
2018/9 ~2019/2:休職を体験
何が本当かはわかりませんが、とにかく休みを手に入れることができました。
1ヶ月間、休職しました。
正直、情けない気分で
自己嫌悪とは戦いました
最初のほうは自分の情けなさに風呂場で1週間泣いているという不安定をカマしました。
ただ、そんな気分も1週間すぎる頃には浮上してリア充しながら回復。
- 友達の家でBBQ
- 付き合っていた彼女と結婚した
本気で元に戻りたかったので、
素直に楽しいと思うことをしました
▼他にも具体的にその方法はこの記事で紹介しています▼
そして…完全回復した僕

これはふざけてますが、しっかり笑顔です。
元々の状態に回復してるから、ヤバいときとは笑い顔がぜんぜん違いますよね。
結論:軽度の症状だと思っても、きちんと休みましょう!
この記事では実際の僕の症状を上げていますが、ぶっちゃけ…
休みの日は元気だけど、
つらい
すでにこう感じている抑うつ状態と診断されたあなたや、診断されなくても多分うつだと思ってるあなた。
周りの判断ではなく、自分の判断を信じて休みましょう。
だって、軽度かどうかってどうやって判断するんですか?
重度の症状になったことなんてないですよね?
むしろ「軽度」「重度」の基準なんてないですよ。
早いうちにきちんと休めば、完全復活を遂げて仕事をすることができます。
僕は今、目標もありますし、趣味も3つほど増えて、毎日が楽しいです。
雇用保険に入っている人なら傷病手当も出ます。
傷病手当金を入手できるタイミングはこちらの記事を参考にしてください。
少しでも、あなたの悩みがラクになればいいなと思います!
それでは!